- 飛行場・走行(航)場の占用許可取得の支援
- 現在ラジコンクラブの大多数は正規の許可ではなく自由使用という形で河川敷その他で活動しています。しかし,3年前に当委員会が占用許可取得の説明会を全国で開催して以来,占用許可を取得するクラブが少しずつ増えてきました。そこで占用許可の利点や取得方法について解説しましょう。
- 1. 占用許可の利点
- 通常の練習では占用許可がなくとも自由に活動できますが,公共の場所である河川敷においてはラジコン飛行機の滑走路へ,野球チーム等の団体が使用していても抗議することはできません。一方,占用許可を取得していれば,その場所をクラブがラジコン活動に使うことが国または自治体によって法的に認められます。また占用許可を通じて当局にクラブやラジコン模型が認知され,ラジコン模型の底辺拡大にもつながります。
- 2. 占用許可の取得方法
- 手続の説明の前に,占用許可を持つクラブに共通の特徴を挙げます。
- (1) 騒音を抑え,早朝のエンジン始動は禁止。
- (2) 他人に不安を与える操縦はしない。例えば超低空の高速飛行は操縦者の技量に関係なく禁止。
- (3) ごみを放置しない。
次に具体的な手続について解説します。
皆様が使っている場所の近くには「建設省○○出張所」または「××県土木事務所」といった,その場所をどこが管理しているのかを示す立て札等があり,それに記載されているところが許可の申請先になります。申請時には周辺自治体や住民の同意書の提出を求められることが多く,その実例を別紙に掲げます。
なお飛行場の許可申請では,飛行空域ではなく滑走路だけの許可申請でよいことを付け加えておきます。
- 3. 使用料について
- 占用許可を取得した場合,土地の面積に応じた使用料を請求されることがあります。これはその地方によって基準が異なりますのでここでは明示できません。当委員会が把握している範囲では年間10万円程度が普通です。
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